統合失調症の治療は、医師による診断と指示のもと、患者さんと相談しながら、薬や言葉をもちいて行われます。さまざまな専門職が力を合わせて、患者さんをサポートします。
統合失調症の治療では、薬による治療で症状を抑えるとともに、言葉をもちいて患者さんの心理・精神面をサポートする精神療法、社会生活機能の回復を図るリハビリテーションなどを組み合わせることにより再発を予防し、リカバリー(自己実現)を目指します。
[薬をもちいる治療]
薬物療法ともいいます。発症後のできるだけ早いうちに治療を始めて、根気よく続けることで再発を防ぎます。治療が途切れることなく、症状とうまくつきあえるようになれば、お薬の量を調節しながら、あなたらしい生活を送ることもできます。
統合失調症の再発の注意サイン
□ 寝つけない・途中で目が覚める・朝早く目が覚める
□ ふだん出来ていることが何日も出来ないでいる
□ 疲れやすい/疲れがとれにくい
□ 薬の飲み忘れが多い/通院できていない
[言葉をもちいて行動に変化をもたらす治療]
心理社会的治療ともいいます。精神療法・カウンセリング・精神科リハビリテーションなど、さまざまなプログラムがあります。
□精神療法・カウンセリング(言葉をもちいて安らぎを得る治療)
医師や心理職などさまざまな専門職が患者さんの声に耳を傾けます。
例:通院精神療法・認知行動療法・ピア(仲間による)カウンセリング・服薬相談・精神保健福祉相談など
□精神科リハビリテーション(スキルアップを手助けする治療)
患者さんの出来ることを伸ばし、新しいスキルを身につけるお手伝いをします。
例:作業療法・生活技能訓練(SST)・就労訓練など
※実際のプログラムの内容については施設ごとに異なります。主治医やスタッフの皆さんと相談しながら決めていきましょう。
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2017
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最終更新日:2017年06月05日